仕事は楽しいかね? 書評
こんにちは!
突然ですが、皆さん今の仕事は楽しいですか?
即答で「楽しいよ!」と答えられる方はおそらく非常に充実した毎日を送られているのでしょう。
しかし、おそらく殆どの方はこの質問に「楽しい!」とは答えないのではないでしょうか?
今回はそんなことも考えながらこちらの本を読んでいこうと思います。
あらすじ
出張の帰りに、大雪のため一昼夜空港のロビーに足止めされた「私」。そこで出会ったある老人に、つい仕事で鬱積(うっせき)した感情をぶつけてしまう。老人は実は、企業トップがアドバイスをほしがるほどの高名な実業家。その含蓄ある言葉に「私」はしだいに仕事観を揺さぶられていく。
端的に言えば、有名な実業家のおじいさんが将来への希望もなく日々仕事に追われる主人公にいろいろとアドバイスをしてくれるという内容です。
大事だと思ったこと
・明日は今日と違う自分になる
何か一つでもいいので昨日の自分と違う自分になる。それは簡単なようで意外と難しいことです。
しかし、日々の積み重ねこそが今の自分を作るのであり、常に
「今日の自分は昨日の自分とここが違う」
ということを意識する必要がある。
・目標を決めることよりも大事なことがある
「目標を決めてそれに向かって必死に頑張れば成功する。」
これは果たして本当だろうか?
人生はそんなに単純なものではない。むしろ、規則から外れたところにたくさんの教訓がある。なので、みんなと同じように右に倣えするのではな色んなことにチャレンジすることが大事な場合も多い。
・いろいろ試してみて、成り行きを見守る
コカ・コーラは、シロップ状の頭痛薬を水で割っていた従業員を見て、そこにソーダ水を入れてみたところから生まれたこと。
チョコチップ・クッキーは、時間が無くてクッキーに練り込むチョコレートを潰しきれず、刻んだだけのチョコレートを入れたところから生まれたこと。
このように、偶然の産物は意外と多いので日々様々なことを試してみることが重要である。
感想
個人的には非常に面白い一冊でした。
自己啓発本と小説の中間のような感じで物語もしっかりとしており、普段は自己啓発本を何日かかけて読んでいる私でも一日でスラスラと読むことができました。
また、著者と読者の関係ではなく、二人の登場人物のやり取りを見る第三者視点で話が進んでいくため非常に読みやすかったです。
気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね!
【Webサイト構築・運営を学ぶ】ホームページ担当者が知らないと困るWebサイト構築・運営の常識
こんにちは!
そろそろ3月も終わり4月がやってきますね!
私も4月から社会人かと思うと、自分も大きくなったものだなと...
これからの成長への期待を込めて、入社前に一冊読んでおきます。
ということで、今回読んでいくのはこれです!
ホームページ担当者が知らないと困るWebサイト構築・運営の常識
私もいずれホームページを担当するかもしれない!という期待を込めつつ、読んでいきます。
SEOの対策は非常に重要
SEOとはSearch Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の略です。
日本語に直すと、【検索エンジン最適化】となりますね。
そして、SEO対策とは
検索エンジンに対して理解しやすく作成をし、表示結果の上位を目指すこと&ユーザーに対して最適な表記をして、検索エンジンからサイトへ正しく導くこと
です。
つまりは、このSEO対策を怠るとせっかく作ったホームページもユーザーに見られる機会が減ってしまいます。
なので、企業はこのSEO対策に必死になるわけですね!
Yahoo!とGoogleのSEO対策は別物!?
いざSEO対策について勉強しようと読み進めていく内に、驚きの事実が!
なんとSEO対策といってもYahoo!とGoogleではやり方が違ってくるとのこと。
ただでさえ、ややこしいのに検索エンジンによってやり方が変わってくるなんて...
しかし!
本書ではYahoo!とGoogle、それぞれのSEO対策を細かく解説してくれているので非常に分かりやすかったです。
ホームページ制作の外注についても詳しく掲載
ホームページ制作を他社に外注しようと考えている方は、外注するにあたっての注意点や役立つ情報が分かりやすく解説されているので読んでおいて損はないと思います。
もちろん、普段から他社に外注しているという方も基本的な知識を見直すにはうってつけの本です。
また、本書では【個人情報保護法】についての解説やWebマーケティングについてなど、製作者側が知っておかなければいけない知識についても触れています。
このように技術的な側面以外にも知っておかなければいけないことを本書では学ぶことができます。
最後に
これからIT系に就職する方などにはぴったりの一冊だと思います。
また、タイトルにWebサイト構築・運営の「常識」とあるように基礎的な内容が多いので、既にIT系の企業にお勤めの方などには少しもの足りないかも知れません。
とはいえ、ITに詳しくない人にとっては、SEO対策についての知識等が分かりやすく説明されているのでぜひ手に取ってみてくださいね!
【意外と元気になれる!?】絶望名人カフカの人生論
みなさんこんにちは。
今回は今までの本とは少し違った系統の本です。
タイトルが中身そのまんまなんですが、今回読む本はこれ。
うーん...
なんとも言えないタイトルですね。
というか、絶望名人とはいったい...絶望先生の知り合いですかね?
とにかくネガティブなカフカ
まず、この本の9割はネガティブなカフカの言葉で構成されています。
そのくらいこの本の著者はネガティブなんです。
え?どれくらいネガティブかって?
想いを寄せる女性へのラブレターに
「将来に向かって歩くことは、ぼくにはできません。将来に向かってつまずくこと、これはできます。いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです」
とか書いちゃうくらいネガティブです。
(ちなみに、この告白は成功して婚約までしてます。その理由は後半で分かります)
なんか落ち着く本
ネガティブなことばかり書いてる割に読んでて落ち着く不思議な本でした。
ほら、あの感覚に近いです。テストで自分より下の点数の人を見つけて落ち着く感覚。
でも、この考え方って批判されがちじゃないですか。
下とか見ずに上だけ見てがんばれよー、みたいな。
もちろん、下ばかり見てても仕方ないですが、下を見るのも大事だと僕は思います。
たまには、下を見て
「自分よりもまだまだ下にはたくさんの人がいるし、自分なんてまだ序の口だ」
と自分を奮い立たせたり
「自分よりもまだまだ下にはたくさんの人がいるし、ちょっと休憩していこう」
と一休みしてみるのもいいんじゃないでしょうか。
休んでばかりの私ですがそう思います。
カフカの言葉
ここでは本の中に出てきたカフカの言葉をいくつかご紹介します。
「いつだったか足を骨折したことがある。生涯でもっとも美しい体験であった」
「ぼくの人生は、自殺したいという願望を払いのけることだけに費やされてしまった」
「ぼくは今、結核に助けを借りています。たとえば子供がスカートをつかむように、大きな支えを」
BLEACHとかジョジョのセリフって言われても信じる自信があります。
インパクトがあってついつい口に出したくなるセリフですよね。
漫画のセリフってやっぱりこういうのを参考にしてるんでしょうか。
また、カフカは死ぬまでの間に何度か婚約していますが、婚約の申し込みも破棄も全てカフカ側からです。なんと身勝手な。
そんなときのセリフが
「ぼくは彼女なしでは生きることができない。しかしぼくは、彼女と共に生きることもできない」
とういうもの。
やっぱBLEACHじゃねぇか。
カフカの生き様
ここでカフカの生きざまを簡単に見てみましょう。
何冊も本を執筆しているカフカですが、学生時代は決して優等生ではなくむしろ劣等生でした。
その後、コネを使って就職するも、いやいや働いているので仕事には遅刻ばかり。(それなのに、有能であったため望んでもいないのに出世し、大勢の部下を抱えていたそう。なにそれかっこいい。)
そして、ついには結核にかかってしまい年金生活になり、その後作家を目指すが全く売れずにその生涯に幕を下ろします。
ちなみに、「死んだら書いた本は全部燃やしてくれ」と遺言で友人に頼んでいたそうですが、友人は本を燃やしませんでした。
それが現在のカフカの作品たちです。
つまり、ゴッホらと一緒で作者が死んでから作品に価値が出たタイプですね。
知りたくなかったカフカ情報
実はカフカさんは生前かなり遊び人だったとか。
(写真を見る限り伊勢谷友介さん似のイケメンです)
休暇のたびに避暑地に行き、そこで知り合った女性と交際してたらしいです。
あんな訳の分からんラブレターで告白が成功した理由が分かった気がします。イケメンってすごいですね。
てか、ネガティブな遊び人って何なのさ...。いったいどういうジャンルなの...。
僕はもうカフカのことも女性のこと理解できません。
そして、イケメンのカフカを一目見たいと検索しているそこのあなた。
フランツ・カフカで検索してみて下さい。
余談
カフカはなぜ自殺しなかったのか?
なんて本があって思わず笑ってしまいました。
自殺するのが当然みたいな言い方される人ってなかなかいないですよね。
あと全く関係ないですが、工事現場でかぶるヘルメットを考案したのもカフカらしいですよ。
それでは!
【Webマーケティングの基礎を学びたい人必見!】Webマーケティング基礎講座
こんにちは!
無事大学を卒業できることが確定し、いつもより若干テンションの高いスマイルです!
また、以前このブログでもコンテスト応募すると言っていましたが...
なんと入賞しました!(ドヤッ)
ブログって本当に文章力が上がるんですね!
これからはもっと更新頻度を上げられるように頑張ります。
さて、自慢はこれくらいにして、今回はWebマーケティングについて学んでいきたいと思います。
読んでいくのはこれ!
Webマーケティング基礎講座 (今回は著者がたくさんいるので割愛させてもらいます)
幅広い知識を網羅!
この本の良いところは、何といってもその情報量の多さ!
なんと、章によってその分野に詳しい専門家の方が分かりやすく解説してくれています。
集客やコンテンツの話に加え、SSLやサーバ、モバイル、メール...etcとこれ一冊でたくさんのWebマーケティング専門家の方の教えを受けることができちゃうわけです!
そして、 なんとその専門家の数は9人。専門家9人文の知識がこの一冊に!これはお得!
理解しやすいページ構成!
基礎講座というだけあってその構成も非常に分かりやすいものとなっております。
左側にページには文章、反対側のページには図やグラフが載っていて内容の理解を助けてくれます。
この構成のおかげで僕はかなり理解がはかどりました!
また、関連している書籍を各章ごとに紹介してくれているので、その項目の知識をもっと深めたいという方にもありがたい構成となっています。
ただもしかすると...
買った方からのレビューも非常に評価が高いこの本ですが、載っている情報が最新ではないという声もちらほら...
確かにこの本が出版されたのは2011年。約6年前です。そりゃあ変化していることもあるでしょう。むしろ、6年で変化しないものの方が少ないくらいです。
ただ、そういった問題を加味してもこの本の情報が非常に有益なことは間違いないと思います。読んだ僕がそう思うんで間違いないです!(実際に最近読んだ方のレビューも非常に高いです。)
感想
Webマーケティングの知識が幅広く学べるので、私のような「Webマーケティング?なにそれ?おいしいの?」状態の人間にはもってこいの一冊でした。
ただ、専門的な用語を調べないといけない場面も多くあったので、私のようなWebマーケティング初心者は調べ物ができる環境で読むことをオススメします!(KPI、PDCA、SEO、CPCなどの意味が分からない方はぜひネットが使える環境で読んでください!)
また、タイトルにもなっているようにあくまで基礎講座なので、既にWebマーケティングに携わっている方などには少し物足りないかもしれません。
【悩みとはもうお別れ!】まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」~道は開ける編~
今回は前回の予告通り、こちらの
まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」の「道は開ける」の内容のほうに焦点を当てて書いていこうと思います!
悩みを気にせず物事に打ち込むコツ
悩みを気にせず物事に打ち込むコツは、自分の背中を自分で押すことと悩みの元を断つことです。
自分の背中を自分で押すには?
1.問題を解決できなかったときに起こりうる最悪の事態を考える
↓
2.やむを得ないときは、その事態を受け入れるという心の準備をする
↓
3.落ち着いて、最悪の事態を改善する方法に取り組む
常に最悪の事態を想定し、その解決策を練っておくことで心に余裕が生まれ冷静に行動できます。
最も恐ろしいのは、「最悪の事態がどうしよう...」という恐怖心によって思考停止し、「また今度にしよう」と物事を先延ばしにすることなのです。
悩みの元を断つには?
1.悩みの正体よく分析する(=答えを書き出した頭を整理する)
私は何について悩んでいるのか・その事態のために私は何ができるのか・私は何を実行しようとしているのか・それをいつから実行するのか 等
2.悩みの原因となる事態を改善する
問題点は何か・その原因は何か・どんな解決策があり得るのか・自分にとってオススメの解決策はどれか
結論として、やることを決めたら今日という日に毎日集中して生活することが悩みを気にせず物事に打ち込むコツということになります。
昨日のことを後悔せず、明日のことも心配せずに今日という締め切りだけを意識して働くことができれば、悩みなんて自然となくなりますよ!
悩むクセを直すには?
1.常に忙しく働く
不安や失望に駆られないように、常に自分を忘れるくらい活動を続ける。悩む暇などないほど忙しくする。
2.小さなことにくよくよしない
つまらないことはさっさと忘れて、心を乱さないようにする。小さいことを気にするのは人生の無駄遣いと割り切る。
3.「その不安が的中する確率は?」と自問する
「実際、その事態は何%の確率で起きるのだろう?」と考える。気になるなら調べる。すると、多くの場合、取り越し苦労だとわかる。
4.避けられない運命には従う
自分の力を超えて起きる出来事には、逆らうだけエネルギーの無駄。いち早く受け入れ、同調し、その状況に自分を順応させる。
5.気持ちの切り替え時を自分で決める
悩みの対象である事態の重要性を冷静に評価し、どこまで悩むべきかを決める。そして「これ以上悩んでも事態が改善しなければ手を引く」などと潮時を決める。
6.過去の失敗で後悔しない
起きてしまった出来事(結果)を変えることはできない。教訓にするか、さっさと忘れるようにする。
作者曰く、 悩みが多い人は悩みやすい思考回路を持っているそうです。
もし、自分が悩みやすい性格だと感じるのなら上記のことを意識して生活してみてください。
きっと、自分の性格が少しづつ変わってくるはずですよ!
静かで落ち着いた心を保つ思考パターン
静かで落ち着いた心を持っていれば批判や中傷にもヒントを見つけることができます。
ここでは、静かで落ち着いた心を保つ方法を紹介します。
1.陽気に明るく考え、行動する
どんな状況でも楽しい、ありがたい、と思って物事に取り組めば、自然と楽しくなる。逆も然り。常に出来事のプラスの面に注目する。
2.対抗意識や憎しみに囚われない
敵やライバルに対抗意識を燃やすのは、自分の感情を相手に支配されているのと同じ。嫌いな人のことなど考える必要もない。
3.感謝されないことを気にしない
感謝の念とは後天的なもので誰もが普通に抱くわけではない。感謝を期待せず、与える喜びのために与えることが本当の幸せである。
4.困難や苦しみを数えず、恩恵を数える
足りないものを数えるのではなく、当たり前のように自分にあるものを見直し、それを数える。自分に備わるものを省みず、欠けているもののことばかり考えていると
5.自分を知り、自分自身であろうとする
人のマネをしようとすると苦しくなる。本来の自分の姿に気づき、自分自身として生きる。人は誰でも個性的なのだと、自分に自信を持つ。
6.不運に見舞われたときは、嘆くよりもそこから学ぶ
不運に面したら嘆くのではなく、「ここからどんな教訓が得られるだろう?」と考える。逆境こそ自分を鍛えるチャンスである。
7.他人に関心を持ち、自分のことを考える時間を減らす
自分の利益ばかり考えるから不平不満でイライラする。毎日誰かに喜んでもらえるような善行を心掛け、自分のことを忘れれば心は安定する。
物事の悪い面ばかり見ていると、自然と自分も気分が悪くなってきます。
なので、物事のプラスの面に注目することが大事です。
また、人と接する際には、関心を持ちつつも過度の期待はしないことが重要なのかもしれません。
心と体を元気に保ち、悩みを追い出すには?
悩みは心や体が健康でないときに多く生まれます。
心や体を常に健康で保つことが、悩みのない生活に繋がっていくようです。
人の批判で悩まない
・「精力的な大物ほど批判される」と自分を褒める
重要な仕事を遂行している人ほど批判の対象になる。批判とは、裏を返せば「無視できない」という屈折した賞賛であることを思い出す。
・できることを精一杯やる
人の上に立てば、批判や避難はつきもの。誉め言葉を期待せず、「やれることはやった」と思える仕事を心掛ける。すると、非難は笑って受け流せるようになる。
・自分の愚行を記録して自分自身を批判する
自分犯した愚かな言動を記録して読み返す。自分の欠点を自分が一番よく知っていれば、正当な批判には素直に耳を傾けることができるようになる。
疲れて心が弱くならないようにする
・疲れる前に休む
疲れを予防するためにしばしば休息する。特に目の疲れには重点的に対処する。
・不安を追い出す習慣を持つ
感銘を受けたフレーズを集め見返して元気を出す、周りの人に関心を持ち良好な関係を築く、寝る前に翌日のスケジュールを整理し寝床で不安を覚えないようにする、など。
・仕事でストレスを抱えないようにする
関係ない書類は全て視界から片付ける。重要な仕事から先に片付ける。決断を先延ばしにしない。マネジメントの能力を伸ばす。
・常に新しいチャレンジを続ける
仕事や生活に飽きると、疲れを感じる。日々の変化を楽しんだり、新しい発見や挑戦を楽しむようにする。
・不眠に悩まされない
眠れないときも不眠を気にせず、眠くなるまで仕事や読書をする。リラックスする。運動で体を疲れさせる。
感想
これを全て意識していたら、悩み事もほとんどなくなりそうですが、それでもやっぱり悩んでしまうのが人間なんだと思います。
とりあえず、僕が感じたことをまとめると
悩んでる暇なんかねぇぞ!
行動しろ、行動!
あ、でも体は大事にしろよな!
ってことをカーネギーさんは言いたかったんだと思います。
【周りの人を動かそう!】まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」~人を動かす編~
以前、まんがでわかる7つの習慣を読んで非常に面白かったので今回はこちらをチョイスしました。
まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」
作中ではD・カーネギーの「人を動かす」と「道は開ける」の2つの作品を漫画として取り扱っています。
尚、内容を深く理解するためにも今回は「人を動かす」の内容ついての書いていきます。
「道は開ける」のほうについてはまた次回にでも書きます!
人を上手に動かすためには?
筆者曰く、人を上手に動かすためには3つの原則があるそうです。
1.相手を攻撃して従わせようとしてはならない
批判や苦情では望む結果は得られない。相手の"習性"を理解して、その立場や考え方を理解する。相手を知れば、許せるようにもなる。
2.「重要な存在でいたい」気持ちを満たしてやる
人間が抱く最も強い欲望は「重要な存在でありたい」という気持ち。真心から褒める(賞賛する)ことでその気持ちを満たせる。
3.強い欲求を起こさせ、それを満たす方法を教える
ある行動を引き出したいなら、それによって生じる相手の利益を話題にする。そして「欲しい」気持ちを引き出し、それを手に入れる方法を助言する。
相手のことを深く理解することが人を上手に動かす一番の近道のようです。
そのうえで、相手が望んでいることを満たしてあげることによって関係はさらに円滑に進みそうですね。
自分を好きになってもらうためには?
1.他人に対し、心からの関心を持つ
相手の関心を引こうとしても、関心は得られない。逆に、相手を理解するために時間を費やし、心を傾けていれば、相手も興味を持ってくれる。
2.常に笑顔でいる
笑顔は動作よりも雄弁に相手への好意を語る。そして、相手から好意を引き出す。赤ちゃんの笑顔から学ぼう。
3.名前をきちんと覚えて、たくさん呼ぶ
自分の名前は、本人にとって最も馴染みのある大切で心地よい言葉。なるべく頻繁に呼びかけることで、相手への関心を伝えることができる。
4.とにかく相手の話を聞く
人間とは、自分について話したがるもの。その欲求を理解して、興味を持って話を聞いてあげると、「話していて楽しい」と人が集まってくる。
5.相手の関心事を話題にする
自分が気になることではなく、相手が気にしていることについて話す。相手の関心事を中心に会話をすれば、自分の世界も広がるし、相手のお気に入りにもなれる。
6.「自分は重要人物だ」という気持ちを抱かせる
「あなたが必要だ」「あなたのおかげだ」「あなただから頼みたい」などと相手を尊重し、心からの感謝や賞賛を伝える。相手に焦点を当てて話をする。
相手の関心事を話題にすることで相手は自分に興味を持ってくれます。
もちろん、相手の関心事を知るには相手の言葉にじっくり耳を傾ける必要があります。
あと、やはり笑顔は重要のようです。赤ちゃんのように常にニコニコしてましょう!
人を抵抗なく自分の考え通りに動かすには?
1.議論を避ける
反論すると相手はますます「自分は正しい」と思い込む。議論は避け、自分から相手を責めることは言わない。
2.間違いを指摘しない
「あなたは間違っている」と言っても、敵意が増すだけ。相手の意見を尊重し、まず相手に同意してみる。
3.自分の間違いはすぐ認める
勘違いや誤解は、すぐにきっぱりと認める。自分の責任を認める人は尊敬され、話を聞いてもらえる。
4.友好的に接する
相手に腹が立ったとき、敵対ムードだと議論が起こる。穏やか話すことで苦言も感謝されるものとなる。
5.「イエス」とすぐに言える質問をする
即座に「イエス」と同意できる質問を重ねる。相手が「イエス」と言わざるを得ないような質問を重ね、自分の要求に誘導する。
6.相手に話させる
相手を説得したい場合でも、まず、相手に十分話をさせ、聞き役に回る。そうすると、相手は自然と自分の味方になる。
7.押しつけず、気づかせる
意見を押し付けても、人は心からは従わない。命令せず、「気づいた自分が自主的に行動している」と思わせる場面を演出する。
8.相手の視点から物事を見る
人にものを頼むときは、相手の立場に立ち、「どうすれば、それをやりたくなるだろうか」と考えて頼む。
9.相手の意見に共感する
まず相手に同意を示す。「もし私があなたなら、やはりそう思う」と理解を示してから、こちらの希望を伝える。
10.人の高潔な動機に訴える
人には誰でも「立派でいたい」という気持ちがある。相手をそのような人として扱うことで、注意しなくても立派な行動を引き出すことができる。
11.演出で関心を引く
文書やプレゼンテーション、会議の司会などでは、演出を考える。ただこなすのではなく、面白くなるように工夫する。
12.挑戦したい気持ちを刺激する
「人より優れていたい」という競争心を刺激する。競争を通した自己表現の機会は、行動の意欲を増す。
もしも、意見が食い違っても決して批判したりせず、相手の立場に立って相手の意見を尊重することが重要なようです。
そうすることで、相手もこちらの意見を聞き入れやすくなり、結果的に自身の意見を通しやすくなります。
人を変えるためには?
1.苦言の前に心から褒める
最初に賞賛するのは、歯科医師による麻酔のようなもの。気分がよくなれば、その後の苦言にも相手は耳を傾けることができる。
2.直接的な批判をしない
相手の間違いを直接指摘せず、遠回しに注意を促す。褒めた後は、「そして、~ができたらもっといいよ」と順接の言葉で希望を伝える。
3.自分の失敗を話す
相手に直して欲しいところがあれば、自分の失敗をまず話す。自分が批判の対象にならないので、相手は安心して話を聞くことができる。
4.命令をせず、質問をする
「仕事の効率を上げろ」ではなく「効率を上げる方法はあるかな?」のように、命令せず質問をすると、自発的な工夫と行動を引き出せる。
5.相手の面目を潰さない
他の人の前で叱ったり、間違いを指摘しない。相手の努力や熱意に経緯を表し、顔を立てることに気を配る。
6.どんなに小さなことでも褒める
わずかな成長でもそれぞれを褒める。批判すれば人の能力はしぼむが、励ませば、開花する。
7.よい評価を先に与える
相手に求める力をその人が既に持っているように接する。するとその期待に応えようとして、人は奮起する。
8.長所を褒め激励する
マイナスの評価を続ければ、向上心や成長の機会を奪う。素質を褒め、能力を信じていると伝え「本気を出せば簡単にできる」と思わせる。
9.喜んでしてもらえるように工夫する
仕事を任せる際は、その重要さを伝え、新しい責任と肩書きを与えるなど、相手の利益ややりがいが生まれるようにする。
人に動いてもらうためには、命令や批判などは逆効果なようです。
しかし、どうしてもそういう場面になったと言う場合は、褒めることとセットで行うことで相手の自発的な行動を促せます。
次回は、「道は開ける」の内容について触れていきます。
【初対面の人との会話もこれで安心】誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方 66のルールを読んでみた
皆さんは人と会話するのは得意ですか?
僕は正直言ってそこまで得意ではありません。
言い訳をさせてもらうと、友人などある程度親しい人物なら大丈夫なんですよ?
でも、初対面の人やあまり知らない人と話すとなると途端に何を話せば良いのか分からなくなってしまうんです。
その結果、
僕「(何かしゃべらなきゃ...)あの、今日何食べました?」
相手「え...。うどんですけど。」
僕「(ヤバい。話膨らませなきゃ...)僕はパスタ食べましたよ!Aっていうこの近くにあるお店なんですけど、とっても美味しいんですよ!」
相手「はぁ...そうなんですね。」
僕・相手「...。」
みたいななんともぎこちない会話に...。
皆さんもこんな経験一度くらいはありますよね!?
今回そんな悩みをこの本に解決してもらいます!
誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方 66のルール 野口 敏(著)
まず、どうして会話が続かないのか?
今回は本を読む前に
「なぜ知らない人とは会話が続かなくなるのか?」
という原因を自分なりに考えてみました。
1.話題がないから
自分のよく知る人ならば、その人がどういった話題に興味を示すかということを知っているので会話に困らない。
2.距離感が分からないから
仲の良い友人ならばふざけたことを言っても笑って済ましてくれるが、初対面の人にはそのように振る舞えない。
3.知識が足りないから
自分が知りえない分野の話になると、相槌を打つしかなくなるので相手が話を終えると会話が終了する。
僕が初対面の人との会話が苦手なのは、主にこの3つに原因があるんだと思います。
どうすれば、会話が続くようになるのか?
では、どうすれば会話が続くようになるのか?
本書によると、会話とは情報を伝え合うだけでなく、お互いの気持ちを伝え合うことであるという。
そして、会話において最も重要なのは相手の感情にフォーカスすることであるとも。
まぁ、簡単にいえば相手の感情に共感することこそ会話を円滑に進めるコツであると筆者は述べているわけです。
反省点と改善
当初、自分は
1.話題がないから
2.距離感が分からないから
3.知識が足りないから
会話が続かないのはこのような理由のためと考えていました。
しかし、改めて見直してみるとどれも自分本位な理由ですね...。
自分が話すこと=会話をつなげること
のように考えていたのは大きな間違いだったわけです。
これらを踏まえて、冒頭の会話を手直ししてみます。
僕「あの、今日何食べました?」
相手「え...。うどんですけど。」
僕「うどん美味しいですよね!僕はきつねうどんが好きなんですけど、〇〇さんは何が好きですか?」
うん!これなら会話が続きそうな感じがします!
相手の話に共感すること以外にも、本書のテクニックとして記載されていた相手の名前を会話中に呼ぶことや自己開示してから相手に質問するといったことも取り入れてみました。
実際に検証
とはいえ、いくら頭の中で会話をしていても意味ないですよね。
ということで、実際に普段から仲の良いAとAの友人であまり話したことのないBをご飯に誘ってみました。
結果、普段あまり話さないBとは非常に円滑に会話が進みました。
が、
普段から仲の良いAには「なんか今日のお前気持ち悪いんだけど...」と一蹴されてしまいました。
もしかしたら、本書のテクニックは親しい人にはあんまり効果は発揮しないのかもしれません。(単純に僕が本の内容を意識しすぎて会話が変だっただけの可能性も大いにあります。)
何はともあれ、普段あまり話したことがない人とは間違いなく会話を続かせることができるテクニックだということが分かりました。
感想
会話はキャッチボールなんて昔からよく言いますが、ホントにそうだと思います。
相手の投げてきたボール(言葉)をきちんとキャッチして、相手がキャッチ(話)しやすいところに投げ返す。すると、相手も気持ちよく投げ返してくれます。
また、これは会話以外にも言えることですが、人間関係を円滑にする方法は結局
いかに相手を気遣っているか
ってところに行きつくんじゃないかと思います。
やっぱり思いやりって大事ですね!
僕もまだまだ本書の66のルールを全て理解できたわけではないので、日常的に読みながら実践していこうと思います。
僕みたいに会話を続かせるのが苦手だという方はぜひ本書を手に取ってみてくださいね!