自己啓発本を読み漁って意識を高めてみた

自己啓発本を読んでその感想を書いていきます。

【周りの人を動かそう!】まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」~人を動かす編~

 

以前、まんがでわかる7つの習慣を読んで非常に面白かったので今回はこちらをチョイスしました。

まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」

 

作中ではD・カーネギーの「人を動かす」と「道は開ける」の2つの作品を漫画として取り扱っています。

尚、内容を深く理解するためにも今回は「人を動かす」の内容ついての書いていきます。

「道は開ける」のほうについてはまた次回にでも書きます!

 

 

人を上手に動かすためには?

筆者曰く、人を上手に動かすためには3つの原則があるそうです。

 

1.相手を攻撃して従わせようとしてはならない

批判や苦情では望む結果は得られない。相手の"習性"を理解して、その立場や考え方を理解する。相手を知れば、許せるようにもなる。 

2.「重要な存在でいたい」気持ちを満たしてやる

人間が抱く最も強い欲望は「重要な存在でありたい」という気持ち。真心から褒める(賞賛する)ことでその気持ちを満たせる。

3.強い欲求を起こさせ、それを満たす方法を教える

 ある行動を引き出したいなら、それによって生じる相手の利益を話題にする。そして「欲しい」気持ちを引き出し、それを手に入れる方法を助言する。

 

相手のことを深く理解することが人を上手に動かす一番の近道のようです。

そのうえで、相手が望んでいることを満たしてあげることによって関係はさらに円滑に進みそうですね。

 

 

自分を好きになってもらうためには?

1.他人に対し、心からの関心を持つ

相手の関心を引こうとしても、関心は得られない。逆に、相手を理解するために時間を費やし、心を傾けていれば、相手も興味を持ってくれる。

2.常に笑顔でいる

笑顔は動作よりも雄弁に相手への好意を語る。そして、相手から好意を引き出す。赤ちゃんの笑顔から学ぼう。

3.名前をきちんと覚えて、たくさん呼ぶ

自分の名前は、本人にとって最も馴染みのある大切で心地よい言葉。なるべく頻繁に呼びかけることで、相手への関心を伝えることができる。

4.とにかく相手の話を聞く

人間とは、自分について話したがるもの。その欲求を理解して、興味を持って話を聞いてあげると、「話していて楽しい」と人が集まってくる。

5.相手の関心事を話題にする

自分が気になることではなく、相手が気にしていることについて話す。相手の関心事を中心に会話をすれば、自分の世界も広がるし、相手のお気に入りにもなれる。

6.「自分は重要人物だ」という気持ちを抱かせる

「あなたが必要だ」「あなたのおかげだ」「あなただから頼みたい」などと相手を尊重し、心からの感謝や賞賛を伝える。相手に焦点を当てて話をする。

 

相手の関心事を話題にすることで相手は自分に興味を持ってくれます。

もちろん、相手の関心事を知るには相手の言葉にじっくり耳を傾ける必要があります。

あと、やはり笑顔は重要のようです。赤ちゃんのように常にニコニコしてましょう!

 

 

人を抵抗なく自分の考え通りに動かすには?

1.議論を避ける

反論すると相手はますます「自分は正しい」と思い込む。議論は避け、自分から相手を責めることは言わない。

2.間違いを指摘しない

「あなたは間違っている」と言っても、敵意が増すだけ。相手の意見を尊重し、まず相手に同意してみる。

3.自分の間違いはすぐ認める

勘違いや誤解は、すぐにきっぱりと認める。自分の責任を認める人は尊敬され、話を聞いてもらえる。

4.友好的に接する

相手に腹が立ったとき、敵対ムードだと議論が起こる。穏やか話すことで苦言も感謝されるものとなる。

5.「イエス」とすぐに言える質問をする

即座に「イエス」と同意できる質問を重ねる。相手が「イエス」と言わざるを得ないような質問を重ね、自分の要求に誘導する。

6.相手に話させる

相手を説得したい場合でも、まず、相手に十分話をさせ、聞き役に回る。そうすると、相手は自然と自分の味方になる。

7.押しつけず、気づかせる

意見を押し付けても、人は心からは従わない。命令せず、「気づいた自分が自主的に行動している」と思わせる場面を演出する。

8.相手の視点から物事を見る

人にものを頼むときは、相手の立場に立ち、「どうすれば、それをやりたくなるだろうか」と考えて頼む。

9.相手の意見に共感する

まず相手に同意を示す。「もし私があなたなら、やはりそう思う」と理解を示してから、こちらの希望を伝える。

10.人の高潔な動機に訴える

人には誰でも「立派でいたい」という気持ちがある。相手をそのような人として扱うことで、注意しなくても立派な行動を引き出すことができる。

11.演出で関心を引く

文書やプレゼンテーション、会議の司会などでは、演出を考える。ただこなすのではなく、面白くなるように工夫する。

12.挑戦したい気持ちを刺激する

「人より優れていたい」という競争心を刺激する。競争を通した自己表現の機会は、行動の意欲を増す。

 

もしも、意見が食い違っても決して批判したりせず、相手の立場に立って相手の意見を尊重することが重要なようです。

そうすることで、相手もこちらの意見を聞き入れやすくなり、結果的に自身の意見を通しやすくなります。

 

 

人を変えるためには?

1.苦言の前に心から褒める

最初に賞賛するのは、歯科医師による麻酔のようなもの。気分がよくなれば、その後の苦言にも相手は耳を傾けることができる。

2.直接的な批判をしない

相手の間違いを直接指摘せず、遠回しに注意を促す。褒めた後は、「そして、~ができたらもっといいよ」と順接の言葉で希望を伝える。

3.自分の失敗を話す

相手に直して欲しいところがあれば、自分の失敗をまず話す。自分が批判の対象にならないので、相手は安心して話を聞くことができる。

4.命令をせず、質問をする

「仕事の効率を上げろ」ではなく「効率を上げる方法はあるかな?」のように、命令せず質問をすると、自発的な工夫と行動を引き出せる。

5.相手の面目を潰さない

他の人の前で叱ったり、間違いを指摘しない。相手の努力や熱意に経緯を表し、顔を立てることに気を配る。

6.どんなに小さなことでも褒める

わずかな成長でもそれぞれを褒める。批判すれば人の能力はしぼむが、励ませば、開花する。

7.よい評価を先に与える

相手に求める力をその人が既に持っているように接する。するとその期待に応えようとして、人は奮起する。

8.長所を褒め激励する

マイナスの評価を続ければ、向上心や成長の機会を奪う。素質を褒め、能力を信じていると伝え「本気を出せば簡単にできる」と思わせる。

9.喜んでしてもらえるように工夫する

 仕事を任せる際は、その重要さを伝え、新しい責任と肩書きを与えるなど、相手の利益ややりがいが生まれるようにする。

 

人に動いてもらうためには、命令や批判などは逆効果なようです。

しかし、どうしてもそういう場面になったと言う場合は、褒めることとセットで行うことで相手の自発的な行動を促せます。

 

 

次回は、「道は開ける」の内容について触れていきます。